「インドへの旅」 石窟寺院  PARTー1

インテリアコーディネーターが提案する「心地よい暮らし」

My favorite 「インドへの旅」 マイナスの構築 <石窟寺院>

私は丘を上っていく。  息をきらせながら上っていく。
上りきれば、どのように鳥瞰できるのかと期待をふくらませながら。

丘の上に立つ。 
パノラマが目の前にひろがっている。
はるか向こうまで デカン高原がひろがり、その果てには地平線がみえる。
自分とデカン高原の平原の間に、ひとつの空間が介在している。

エローラのカイラーサナータである。

自分が立っている岩と、深い溝をへだてた向こうにあるカイラーサナータの
石窟寺院はもともとはひとつづきの岩山であった。

本堂や祠堂の建物は巨大な岩山の斜面に、3本の溝を掘り、
そうしてあらわれた岩山のかたまりを上から掘り下げ、
この空間は創りあげられている。

高さ33m、奥行90m、幅53m、 それが壮大なスケールの
彫刻であることに、圧倒される。

私たちは、建物は下から上へと つくるものだと思い込んでいる。
しかし、エローラのカイラーサナータの石窟寺院は まるで反対の方向で 
空間がつくられている。

普通の建物の基礎、柱、梁、屋根という下から上へつくることを
プラスの空間の構築法としたら、これはマイナスの空間の構築法なのである。


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俯瞰  インド エローラ  第16窟 / カイラーサナータ寺院


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象など 彫刻で埋め尽くされている。インド エローラ  第16窟 / カイラーサナータ寺院


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圧倒されるスケール感  インド エローラ  第16窟 / カイラーサナータ寺院


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エローラ 石窟寺院入口
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by sumippy | 2008-02-17 23:49 | 旅の写真帖


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